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Vol.6 Cheap Trick

2020.12.16 [THU]

Vol.6 Cheap Trick

第6回は、Cheap Trickの「In Color」(1977)、「Heaven Tonight」(1978)をご紹介。

FIND! 第6回 Cheap Trick × Explorer, Flying V & Les Paul Standard

今回登場するギターの紹介

Historic Collection 1958 Mahogany Explorer Reissue VOS Walnut

Gibson Custom Shop

Historic Collection 1958 Mahogany Explorer Reissue VOS Walnut

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1958 Flying V Mahogany VOS Walnut

Gibson Custom Shop

1958 Flying V Mahogany VOS Walnut

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1967 Flying V Short Maestro VOS Gold Sparkle

Gibson Custom Shop

1967 Flying V Short Maestro VOS Gold Sparkle

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Cheap Trickとの出会いについて

Cheap Trick(チープ・トリック)自体聞くのは他の有名バンドと比べて少し遅かったのですが、他に定番どころのバンド一通り聞いてからチープ・トリックに手を出したのを覚えています。そうやって調べていく中で、前情報としてチープ・トリックの音、ハードでポップでロックンロールなサウンド・・・それを踏まえて聞いてみたら一発で好きになったのをよく覚えています。

Cheap Trickの人気が、当時の日本から火がついたということについて

本や雑誌でそのようなことがたくさんが書かれているので知っていましたが、調べていくと今回取り上げるこのHeaven Tonight『天国の罠』というアルバム自体、当時日本だけ先行販売されたぐらい、そのころから日本のファンがとにかく多かったと聞きます。この後に出たアルバム「Live at 武道館」(のそのライブそのもの)に実際に行ったという当社のスタッフから聞いた話によると、ファンの方がほとんど女性がだったとのこと。同じ時代のクイーンなんかと共通して、早くからCheap TrickやQueenのファーストアルバムとかの時点で、良さを見抜いて多くのファンを掴んでいたというのはかなりユニークなエピソードの一つだと思います。

ギターのリック・ニールセンはギターコレクターとしても有名ですね

ご本人は若い時ギターディーラーを実際にやっていたというくらいギター好きな方なんだろうと思うのですが、実際に「ギターコレクションブック」がVol.1、Vol.2と出版されているらしく、日本でもVol.1が過去に出版されています。それを聞くだけでもかなりの本数のギターを所有されているのがわかるかと思います。

実際にライブでも、ギブソンのレスポール、フライングV、エクスプローラー、ファイアーバード、フェンダーのストラトキャスター、テレキャスターとかおそらく定番どころのモデル、しかもヴィンテージというのはほとんど所有されているんじゃないかと思います。

リック・ニールセンらしいっていうところでいうと、ヘイマーというブランドでギターをたくさん作ってまして、自分の形をしたダブルネックのギターや、5ネックのめちゃくちゃ重そうなギターを作ってるのですが、面白いのはご自身がライブでそれをちゃんと弾きこなしているというところもありますので、まぁ、よほどのギター好きなんだろうなと思っています。

演奏した楽器について

一本目に取り上げたのは、今年ヒストリックコレクションのカタログモデルとして仲間入りした「1958 Explorer」ですね。

実際にライブでもかなり登場機会が多いこちらのギターに関しては、今コリーナ材が使用できないためマホガニーでの生産なのですが、発売当時の58年のスタイルで生産した個体になります。ピックアップとか後ろの配線のあたりなんかは昨年の60周年の59年のレスポールで加わったアップデートがインストールされている個体になりまして、音色に関してもかなりヴィンテージライクな音色が特徴になっています。

ちょっと好みが大きく分かれるのかなというところが一点あるんですが、ネックにテーパードがあまりかかってなくて、ローポジションからハイポジションまでまんべんなく太いシェイプになっています。これはオリジナルもかなり近いシェイプになっているのでちょっと好みの分かれるかもしれないんですが、50年代の太いネックが好きだということにはバッチリはまる1本だと思いますのでぜひチェックしていただきたいと思っております。

2本目で取り上げたこちらのギターは1本目のエクスプローラーと同様、今年Custom Chop Historic Collection にカタログモデルとして仲間入りした1958 Flying Vになります。

Explorerの時と同様リック・ニールセンさんもオリジナルのコリーナのフライング V、こちらもかなり登場機会の多い1本でこの 2モデルはかなり気に入ってらっしゃるんだろうっていうのがうかがえるんですけども、1本目と同様こちらもマホガニーでの生産にはなるんですがまず見た目ですね。バッチリ当時の仕様で再現してまして、黒ピックガードでの生産になります。

このルックスだけでも好きな方かなり多いと思うのです。なんといってもこの個体で嬉しいのが2.9キロと激軽な個体になっています。そこもぜひチェックしてみてください。

エクスプローラーと同じなんですけども電装系もアップデートが加わっておりますので、1ボリュームで歪ませるようなアンプとかでもかなりトーン面とかボリュームでの音色の変化が扱いやすい一本になってますので、そちらも合わせて音出ししてみてください。

3本目)見るからにド派手なこちらの1本なんですが、当店ファイネストギターズでM2M(Made To Measure)プログラムを利用してオーダーした世界に一本だけのFlying Vになっております。もうパッと見で分かるぐらい裏も表もGold Sparkle一色で仕上げられたかなりゴージャスなん一本です。金属パーツ類もすべてゴールドで統一してゴージャスさに拍車をかけているんですが、元となっているのは1967FLYING Vのリイシューモデルになります。先ほど紹介したFLYING V同様こちらもかなり軽い仕上がりになっていますのでサウンドの面でも非常にお勧めできる一本です。

もともとはあるミュージシャンにインスパイアを受けてオーダーさせて頂いた一本なんですが、色々調べていくと実はレニー・クラヴィッツさんが、これにかなり近い仕様のGibsonのフライングVを使っていたというエピソードがある一本になっております。

(4本目=販売済み)リック・ニールセンさんというところでレスポールは避けては通れないところだと思うんですがご本人オリジナルのバースト、もしくはレプリカなのか不明なんですが相当な数のレスポールを所有されてます。その中でもうち1本ですね。数年前にもう終わってしまったシリーズなんですがGibson Custom Shop のコレクターズチョイスというシリーズでリック・ニールセンさんの所有する59年のレスポールを復刻する機会がありました。

今回使用したこちらのモデルはそれ(Collector's Choice)に近い色味のものを選定して使用させていただきました。ご本人のものはかなり退色が進んでいてこれにほとんど近いような形のレモン系のフィニッシュでバックのマホガニーのチェリーの赤みですね、それももうほとんど抜けきってこのようにブラウンになっているのがかなり大きな特徴です。

こちらの製品ちょっとも杢目、フレームではなくて木自体の杢にチェックしていただきたいんですけどもかなり全体にびっしりフレックの入った個体になってますね。かなり硬い ハードメイプルなんだろうと想像できるんですけれども音色の面もバッチリその恩恵を受けてレスポンスの速さとチョーキングをした時の粘りとかそのあたりはぜひチェックしていただきたいポイントです。

Cheap Trickの魅力とは?

もう何と言ってもポップでキャッチーでハードなロックンロールっていうところにつきるかと思います。

ライブも含めコミカルなところも非常に魅力的で女性ファンが多かったっていう話にもつながるんですがボーカル・ベースがイケメン、ギターとドラムはちょっとおじちゃん、その対照的な4人でいるんですけども例えばアルバムのジャケット表側にイケメンを配して裏ではおじちゃんを起用するというそういう非常にユニークなところもロックンロールのコミカルさの一つ大事なところだと思います。Cheep Trickがその流儀をしっかりと守ってるかなと思います。

コミカルさだけではなくてですね、ライブではやっぱりあの4人編成で楽器陣だとギター・ベース・ドラムだけになる時もあるんですが音が薄くならないようですねトム・ピーターソンが使用する楽器はほとんど4弦ベースとか5弦ベースという形ではなくて必ず複弦の8弦ベースもしくは驚きなんですが12弦ベースなんかを使って楽曲に厚みを出していたりするという非常に真面目なところもですねチーク・トリックが面白いところだと思います。

ギターでいうとリック・ニールセンさんのギターって派手なところはないんですけれどもチープトリックの楽曲ほとんど彼が書いてますし、その中で出てくるフレーズももちろんポップで耳になじむキャッチーなものばかりなんですけど、実際コピーしたり紐解いてみるとちゃんとルーツを通過した上でのスタイルというのは非常にわかりやすい演奏スタイルで、例えばギター始めたばっかりって言う人でも弾ける曲なんかが意外と合ったりもしますのでぜひギタープレイも注目して聴いていただきたいところでございます。

DISCOGRAPHY

In Color

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Heaven Tonight

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PROFILE

ジョニー柏崎 | Johnny Kashiwazaki

ジョニー柏崎

Johnny Kashiwazaki

御茶ノ水本店 Finest Guitars ギブソン&フェンダーフロア担当。埼玉県さいたま市出身。父親の影響で中学時代にロックンロールに出会い、エレキ・ギターに痺れてバンドを結成し演奏開始。FirebirdとJaguarが好き。トラディショナルなギターは何でも好き。腕やテクニックは抜きでかっこいいギタリストが好き。最近は唐突にやってきた猛烈なストーンズ期。あゝ早く来ないかなイエモンのライブ...。

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